2007年11月 7日
会長の隠しだま
[ 高橋不要論 ]
213 :名無し募集中。。。 [] :2007/11/06(火) 18:25:10.51 0
宝石を磨きに磨いた山崎会長はある日思いました
「いよいよこれをみんなに見せるときかもしれない」
今まで袖からチラチラ艶光りしてるところを見せる程度で、
部下からは「会長の隠しだま」とまで呼ばれていた
とっておきの宝石です
ただここまで磨きに磨いたものですから、
ちょっとやそっとの場で披露するわけにはいきません
会長は必死になって披露する会場を考えます。その宝石に語りかけます
「どうすればいい?どうやってほしい?」
悩みに悩んだあげく、山崎会長は宝石を美しい箱に入れ
みなに披露させようと思い至りました
その箱もただの箱では困ります「宝塚」という職人に半年もの時間をかけさせ、
自分が持っているほかの宝石をすべて使って箱を作らせたのです
そしてそのときが来ました。会長はその宝塚が作り上げた箱の中に、
とっておきの宝石を入れました
みなが集まり、ガラスケースに入れられた箱を、そしてその宝石を見つめます
感嘆の声、ため息があちこちからもれます
「なんと美しい箱だ」「なんと美しい宝石をちりばめた箱なんだ」
「この箱はなんて素晴らしいんだ」
会長は戸惑います。誰も会長が必死に磨いた宝石には注目してくれません
思わず会長は叫びました
「みんなどうしたんだ?箱じゃない!箱に入れた宝石をもっと見てくれ!」
みなは戸惑った表情でお互いの顔を見合わせていました。なぜなら、
美しい箱の中には、つやつやに磨かれた泥だんごが置かれていたのだから