2008年4月27日
【スポーツ誌】小川麻琴 今夏にも帰国ハロプロで活動再開【今週の復帰】
909 :名無し募集中。。。 [] :2008/04/26(土) 21:13:23.85 0
ニュージーランドの、とある日本人留学生向けの寄宿舎。
2人の女学生が喋っていた。
「ところでマコト、あなたの財布に入れてるこの写真は何なの?」
「いや、ちょっとしたお守りみたいなものよ」
「ちょ、ちょっと待ってよ。これ、ブリトニーもしたことあるコンサート会場じゃん!」
「そんな目で見ないでよ。昔、あたしアイドルやってたんだ。
そう、あたしは日本の国民的アイドルグループの一員だった」
「アイドル? 冗談よしてよ。
あれは選びぬかれた美少女だけに与えられる称号でしょ。
あなたみたいに一日中男の部屋に転がり込んで
ブラブラしてる奴がどうやってアイドルになれたのよ」
「フフ…… それもそうだよね、ハハハ。」
「アッハッハ」
「ハッハッハッハ」
しかし、遠い地平線を見るマコトの漆黒の瞳には、ある一日の光景が焼きついていた。
数年前の8月27日―
新宿の劇場に詰め掛けた、何千人もの青いTシャツ姿のファン。
彼らのほとんどが、たった一人のアイドルを見るためだけに訪れたという。
マコトは燃えた。
そして全力で演じきり、 劇場記録を塗り替えるカーテンコールでラストステージを締めくくった。
たいていの人間が日本のアイドル歌手というものを知らないこの国では
誰もマコトに気づかなかった。
しかし、胸の奥で今も燃え続ける小さな誇りとともに
今日もマコトは異国の地でブレイクの機会を狙っている。
913 :名無し募集中。。。 [] :2008/04/26(土) 21:21:37.27 0
あれからもう2年近くの歳月がたったんだな。
初めての娘。コンが8月27日に行われたリボンの騎士千秋楽だった。
ヤフオクでチケットを落とし、広島から東京までの新幹線のチケットを購入した。
初めての現場に向けて双眼鏡を購入した。少しでも近くに麻琴を感じ取りたかったからだ。
チケットを手にし、卒業シーンに立ち会えるのかと思うと興奮して前日は全然寝れなかった。
当日はフェーン現象で、8月だというのに気温が30度を超えていた。
まるで娘。たちが熱気を連れてきたように思えた。
やがて新幹線に乗り込む。すでに俺の胸は早く脈打っていた。
いざコマ劇場の前に立ち、38歳のおっさんがこの場所に居ていいものかと自問してみた。
答えはYES。 なぜなら小川麻琴を愛する気持ちは、誰にも勝って劣らないという自負があったからだ。
昼は19列の右側の通路席、はやる気持ちを落ち着かせながら小川麻琴が出てくるのを待った。
照明が落ち、娘。たちが出てきた。いよいよミュージカルのはじまりだ。
麻琴はとても輝いていた。衣装のせいでもない、汗のせいでもない、
自らが放つオーラが輝いていた。
俺は泣いていた。うれしくて泣いていた。麻琴に逢えたことに感謝の涙を流していた。
しかし不甲斐ない自分もいた。卒業を見送るしかない自分が情けなくなってきた。
叫びたくても恥ずかしくて声が出ない。ジャンプしたくても体が動かない。
最後の麻琴コールでさえも声が出なかった。
そして昼が終わった。夜があるけどこのまま帰りたくなった。自分自身が情けなくてしょうがなかった。
しかしそんな考えも変わった。麻琴のラストステージだ。最後まで見届けようではないか。
夜は13列の中程、ちょうどステージ上の目線と同じ位、目線をバチバチくれる神席に近かった。
最初で最後の生の麻琴を見て感激した思いを、リボンの騎士のDVDを見て書いてみました。
まあチラシの裏程度にも足らないけど、人生の分岐点になったのは事実。
917 :名無し募集中。。。 [] :2008/04/26(土) 21:27:27.05 0
2007年02月17日 08:32
最近は放課後の教室で いつも麻琴と話している
こんなに話せるやつだなんて 前はちっとも思ってなかった
元芸能人で金回り良くてプライドばかり高くて
ただのブリッコだと思ってたけど なんて言うか頭のいいやつだ
僕がいろんな話をすると 麻琴もいろんな顔で笑ってくれる
その笑顔はとてもかわいくて 僕はなんだか安心するんだ
でもたまに麻琴は ハッとするほど大人びた顔をする
ふと窓の外なんか見たりしながら その顔はあんまりにきれいで
そのたびに僕はドキッとするんだ やめてくれって思うんだ
きっと麻琴は大人になりかけてるんだ それで、って
それでこんなにきれいな顔をするんじゃないのかって そう思って
でも麻琴から目をそらせないんだ 僕にはどうにもできないのに
できるなら今のままで もうこのまま日本に帰らなければいいのに、なんて
勝手なことを思うんだ なんで麻琴と離れ離れになるのがこんなに怖いんだろうな
バタバタと音を立てて カーテンがはためく
話の途中 突然麻琴がガタガタと椅子を寄せてきて「今恋人いる?」
どこか遠くの教室から かすかに誰かの笑い声が聞こえる
「わたし、出国前に彼と別れてきたんだ」
なんでこんなに怖いんだろうな。麻琴のくちびるが近付く 僕は体を動かせなかった
麻琴のくちびるはとても柔らかくて そして甘かった
次の日から僕らは話さなくなった 僕は麻琴を避けるようになった
麻琴が僕と付き合いたがってると ほかの女子たちが言っていた
俺みたいなただの大学生でいいのかな、と悩んだ
そんなことはない 僕なんかいなくたってきっと麻琴は・・・
じゃあ僕は? 僕は麻琴にふさわしい恋人になれるんだろうか?
ぼんやり見上げた空は めまいがするほど高かった
麻琴のことを考えると オークランドの秋空が落ちてきそうな気がした
■ 関連記事:小川麻琴ドキュメント『出せなかったファンレター』