モー父。ああ!優勝…やっと告白「長女はモー娘妹分」
不調続き…“言わない方がいい”
長女の愛梨ちゃん(顔写真)が、モー娘の妹分であることを明かした鈴木
男子ゴルフのアコムインターナショナルは、雨のため最終日の競技は中止、3日目までトップの鈴木亨(38)が、一昨年のJCBクラシック仙台以来の優勝を飾った。優勝を機に、小学生の長女・愛梨ちゃん(10)が実はモー娘の妹分として活躍するアイドルであることを告白。本業と「アイリーンちゃんのパパ」との間で揺れる親心の葛藤(かっとう)について語った。
2年前からの勝ち星ナシは、鈴木にとって重くのしかかっていた。「ボクが父親であることがわかるのは、娘にとってあまりプラスじゃないと思ったから」と、明らかにしていなかった愛梨ちゃんの活躍について語り始めたのだ。
鈴木によると、愛梨ちゃんは、小学2年生だった一昨年6月、「ハロー!プロジェクト・キッズオーディション2002」で、応募総数2万7958人中15人の合格者に選ばれ、タレント活動を開始。ユニット『あぁ!』でCDデビューを果たすなど、『モーニング娘。』の妹分として活躍中だ。
これに伴い、妻の京子さんが愛梨ちゃんの仕事で家を空けることが多くなり、「予選落ちして帰ると、週末は女房が家にいない。今年の夏には『娘とオレとどっちが大事なんだ!』と言って、夫婦ゲンカになったこともある」という。
ツアー6勝を挙げ、毎年シードは確保しながらも、台頭する若手に追い越された。「自分の居場所がないと思っていた」という中年サラリーマンにも通じる焦りは、「娘が仕事を始めてからオレの成績が悪かった」という一致に、はけ口を求めてしまったらしい。
京子さんに「じゃあ、やめさせようか?」と言われ、「娘の成長の芽を摘むことはできない」と冷静さを取り戻した。10位タイに入った前週のANAオープン後、愛梨ちゃんから「最後まで頑張ったね。次は1位だね」とメールが入った。そして、今週は「ぜったい勝てる気がする」という愛梨ちゃんの予言メールに励まされた。
「いい娘を持って幸せです。女房もしっかり見ててくれたんでしょうね。家族がいるから頑張れる。一人じゃ喜べないもんね。お互いに励ましあいながら頑張りたい」
最近、娘のファンに「アイリーンちゃんのお父さん、勝負弱い?」と心配されていた鈴木は、意味のあるラッキーな7勝目をかみ締めていた。